断水すると、いちばん困るのは「飲み水」です。
そして実は、水はあってもそのままでは飲めない状況が多くあります。

人は食べ物がなくても数日は耐えられますが、
水が不足すると、脱水・体調不良・判断力低下が一気に進みます。

さらに怖いのは、

  • トイレを我慢するために水分を控えてしまう
  • 暑い時期は汗で水分が奪われる
  • 子どもや高齢者は脱水に気づきにくい

という悪循環。

災害時に体調を崩す原因の多くは、水分不足です。

だからこそ、防災ではまず「飲める水の確保」を考える必要があります。

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備蓄水だけでは足りない理由

「水は備蓄しているから大丈夫」と思っていても、
実際に生活してみると想像以上に水は減ります。

飲むだけでなく、

  • 歯みがき
  • 手洗い
  • 最低限の清潔保持
  • 調理

にも水を使います。

一般的に1人1日3リットル必要と言われますが、
7日分となると 1人21リットル
家族分を考えると、かなりの量になります。

さらに、

  • 保管スペースの問題
  • 重さ
  • 買い替え・管理の手間

現実的に「水だけで1週間をまかなう」のは簡単ではありません。

そこで重要になるのが、

“水を作れる手段”を持っておくことです。


携帯浄水器とは

携帯浄水器は、川・池・雨水・風呂水などを
飲み水レベルまでろ過できるフィルターです。

電源不要で使えるものが多く、
アウトドア用品としても使われていますが、
実は防災との相性が非常に良いアイテムです。

備蓄水が尽きたあとも、

「水がある場所」=「飲み水が確保できる場所」

に変わります。
これが携帯浄水器の最大の強みです。


飲める水/危険な水

携帯浄水器はとても心強い防災グッズですが、
どんな水でも飲めるようになるわけではありません。

まずは「使ってよい水」と「避けるべき水」を知っておくことが大切です。

比較的安全にろ過しやすい水

  • 雨水
  • 入浴剤の入っていない風呂の残り湯
  • 川や池の水(濁りが少ない場所)
  • タンクや貯水槽の水

見た目はただの水でも、そのまま飲むのは危険な場合があります。
携帯浄水器を使うことで、飲める可能性のある水に変えることができます。

飲まないほうがいい水

  • 海水
  • 工業地帯の水
  • 洪水後の泥水
  • 明らかに油や薬品のにおいがする水

このような水は、携帯浄水器では安全にできません。


除去できるもの/できないもの(最重要)

携帯浄水器は万能ではなく、
フィルター性能によって除去できるものと、できないものがあります。

除去できるもの(製品による)
  • 細菌(大腸菌など)
  • 原虫(クリプトスポリジウムなど)
  • 濁り
  • 不純物

川の水・雨水・ため水などを、
飲める可能性のある水に近づけることができます。

除去できないもの(製品による)
  • ウイルス
  • 化学物質
  • 農薬
  • 重金属
  • 海水の塩分

つまり、携帯浄水器は
「自然の水を飲めるレベルにする道具」であって、
汚染された水や海水を真水に変えるものではありません。

この特徴を正しく理解しておくことが、
災害時に安全に使うためにとても重要です。


防災用に選ぶなら、この条件を満たすもの

携帯浄水器は種類が多く、どれを選べばいいか迷います。

防災目的で備えるなら、次の条件を満たすものを選ぶと安心です。

  • 細菌・原虫を除去できるフィルター性能
  • フィルター寿命が長い(数百〜数千リットル)
  • 電源不要で使える
  • 軽量・コンパクトで持ち出せる
  • 実績のあるメーカー・アウトドア用途でも使われている

この基準で選べば、
災害時にも十分に役立つ性能を備えています。

「人気」や「価格」だけで選ぶのではなく、
ろ過性能と実績を基準にすることがとても重要です。


携帯浄水器の種類と選び方

携帯浄水器にはいくつかタイプがあります。

ストロータイプ

直接吸って飲むタイプ。軽量・コンパクトで持ち出し向き。

ボトルタイプ

ボトルに水を入れてろ過。家族で使いやすい。

ポンプタイプ

容器に水をためてろ過できる。効率がよく在宅向き。

防災備蓄としておすすめなのは、
軽量なストロータイプ+在宅用のボトルやポンプタイプの組み合わせです。

用途に応じて選ぶことで、
より現実的な備えになります。


携帯浄水器 おすすめ2選(防災用)

防災用として信頼できるモデルを2つ紹介します。

ソーヤー ミニ|SP128(ストロータイプ)

軽量・コンパクトで非常バッグに入れておける定番モデル。
迷ったらまずこれ、と言われるほど実績がある携帯浄水器です。

グレイル ウルトラプレスピュリファイヤー|1899156(ボトルタイプ)

ボトル型で一度にしっかり浄水でき、家族分の水確保にも向いています。
ウイルス対応モデルなので、防災用として安心感が高いのが特徴です。

この2本をそろえておくと、
「持ち出し用」と「在宅用」の両方に対応できます。


実際の使い方(手順)

携帯浄水器はとてもシンプルな構造ですが、
正しい手順を知っているかどうかで安全性が大きく変わります。

基本の流れは次の通りです。

  1. できるだけ濁りの少ない水を選ぶ
  2. コップや容器に水をくむ(直接吸うタイプはそのままでも可)
  3. フィルターを通して飲む/ボトルにろ過する
  4. 使用後は軽く水を通して内部を洗浄する
  5. 乾燥させて保管する

ポイントは「水選び」です。
泥やゴミが多い水は、ハンカチや布で一度こしてから使うと、
フィルターの目詰まりを防ぎ、ろ過性能を保てます。

また、最初の数口は捨てるという使い方を推奨している製品もあります。
購入後、一度説明書を読んで試しておくことがとても大切です。

災害時に初めて使うのではなく、
事前に練習しておくだけで安心感がまったく違います。


フィルター寿命と保管方法

携帯浄水器は繰り返し使えますが、
フィルターには寿命があります。

製品によって異なりますが、目安は数百〜数千リットル。
これはペットボトル何百本分にも相当します。

ただし、ここで重要なのは

「何リットル使えるか」よりも
「正しく保管できているか」

です。

使用後に湿ったまま放置すると、
内部で雑菌が繁殖する可能性があります。

そのため、

  • 使用後は水を通して軽く洗浄
  • しっかり乾燥
  • 高温多湿を避けて保管

この3つを守ることが重要です。

長期保管する場合も、年に1回程度は状態を確認すると安心です。


デメリットと注意点

携帯浄水器はとても便利ですが、過信は禁物です。
正しく使うために、知っておくべき注意点があります。

  • ウイルスを除去できない製品もある(製品差が大きい)
  • 化学物質や農薬は除去できない
  • フィルターが詰まると、ろ過に時間がかかる
  • 水のにおいや味は完全には取れない場合がある
  • きれいに見える水でも、必ずろ過が必要

つまり携帯浄水器は、

「安全な水をさらに安全に近づける道具」

という認識が、正しい使い方です。

だからこそ、携帯浄水器は備蓄水の代わりではなく、併用するもの
この現実を知っているかどうかで、災害時の安心感は大きく変わります。


携帯浄水器はいらないと言われる理由

携帯浄水器について調べると、
「いらない」という意見を見ることがあります。

その理由は間違っていません。

  • まず最優先すべきは備蓄水だから
  • 使い方を誤るとかえって危険だから
  • 万能ではなく、除去できないものもあるから

実際、防災の基本は「水を備蓄すること」です。
これは大前提です。

しかし、災害は想定どおりには進みません。

備蓄水が足りなくなることも、
避難生活が長引くこともあります。

そのときに、

「水がある場所」を「飲める水がある場所」に変えられるかどうか

この差は非常に大きな意味を持ちます。

携帯浄水器は、備蓄水の代わりではなく、
備蓄水が尽きた後の“命綱”として持っておくものです。


どこに置く?保管場所が重要

携帯浄水器は「持っている」だけでは意味がありません。
すぐ手に取れる場所にあることが重要です。

おすすめの置き場所は次の3か所です。

  • 避難バッグの中
  • キッチンの防災備蓄スペース
  • 車の中

特に避難バッグに入れておくと、
外出先で被災した場合にも役立ちます。

ソーヤー ミニ|SP128なら軽量でコンパクトなので、負担になりません。


水とトイレはセットで備える理由

ここまで読んでいただくと分かるように、

  • トイレを我慢しないためには水分が必要
  • 水を飲むためには安全な水が必要

この2つは切り離せません。

簡易トイレと携帯浄水器は、
セットで考えることで初めて意味を持ちます。

どちらか一方だけでは不十分です。

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いますぐできること

いざというとき、「水があるのに飲めない」という状況は想像以上につらいものです。

まずは1本、携帯浄水器を備えておくだけで、
「水がなくなる不安」が大きく減ります。

実際の価格や口コミは販売サイトによって差があることも。
気になる方は、いつも使っているショップで確認してみてください。

携帯浄水器は軽量・携帯性が最優先
→ 日常・避難バッグ用にはソーヤー ミニ|SP128

家族・まとめて水確保したいなら
グレイル ウルトラプレスピュリファイヤー|1899156